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脳性麻痺の患者に骨髄幹細胞を投与し、社会復帰を果たした症例

[2021.03.24]

脳性麻痺の幹細胞治療 

脳性麻痺は、発達に活動制限を引き起こす障害のことです。これらは、発達中の胎児または乳児の脳で発生する非進行性病変です。運動障害だけでなく、コミュニケーション、知覚、感覚、認知の障害も同時に起こります。脳性麻痺は小児に最も一般的な身体障害であり、1000人の出生あたり2.0人から2.5人で発生します。危険因子は、出生前、周産期、および出生後の発生のタイミングによって変わります。。痙性、拘縮、よだれ、骨減少症、骨粗鬆症、および日常生活動作のすべての困難は、脳性麻痺に関連する主要な合併症です。有効な治療方法はありませんが、理学療法、作業療法、外科的および医学的介入があり、最適なケアによって、これらの子供たちとその家族の生活の質を向上させることができます。

 脳性麻痺は、脳機能障害であり、妊娠中や出産時に胎児への脳の血流が低下する事で起こります。間葉系幹細胞はそのような血流の低下し機能が正常に行えなくなった細胞に対し、幹細胞を投与する事で新しく血管を再生し、脳神経も再生させることで脳機能障害を改善させることが可能です
静脈内に間葉系幹細胞を投与することで、間葉系幹細胞が血管内を移動し脳性麻痺で変化した脳の細胞に到達することが出来ます。それにより変化した神経細胞を幹細胞が分化した健康な細胞と置き換えることが出来、運動障害が改善され、脳性麻痺を治療することが可能になります。

12歳の脳性麻痺の患者に自己組織由来の骨髄幹細胞を投与し、6か月後にその効果をPET-CTスキャンによって観察し機能改善が確認され、自力で日常生活を行えるまで社会復帰を果たした症例を紹介いたします。

下記は、幹細胞の投与前後を比較した脳のCTスキャンです

幹細胞の投与前後を比較した脳のCTスキャン

より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

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