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肝硬変患者に幹細胞を投与し、肝硬変の症状が改善した症例

[2021.03.24]

 間葉系幹細胞の肝硬変への適応

間葉系幹細胞移植は、慢性肝疾患を治療するための新たな治療法です。この治療法の可能性は、前臨床および臨床研究で評価されています。間葉系幹細胞移植のメカニズムはまだ完全には理解されていませんが、蓄積された証拠によると、それらの免疫調節、分化、および抗線維化特性が肝臓の再生に重要な役割を果たすことを明らかにしています。慢性肝疾患患者における間葉系幹細胞の安全性と治療効果は、多くの臨床研究で観察されています。

幹細胞は自分の細胞由来で、様々な細胞になることが出来ます。そのため、幹細胞治療 は変化してしまった神経細胞を正常な細胞に置き換えることが出来、炎症反応も抑制する 事から、根本的に病気を治療する手段と言えます。また、静脈内投与である為、比較的簡易に行うことも出来、画期的な治療方法です。

幹細胞を肝硬変の患者4人に移植し、移植後半年で末期肝疾患(MELD)のスコア が改善した論文を紹介します。
6か月で4 人中3人の患者で改善し、そのうち2人は12か月まで安定して改善したままでした。

肝臓を輪切りにしたCTスキャンです。

左(A)幹細胞移植前、右(B)幹細胞移植後6ヶ月


肝臓のCT

以下、幹細胞注入後の数値の改善度合です。
肝硬変が幹細胞で治療された図

より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

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