メニュー

成人の発達障害、知的障害の治療に関して

[2026.03.07]

成人の発達障害、知的障害の治療

最近、成人の発達障害、知的障害の治療での問い合わせが非常に増えてきております。

そんな中で聞かれるのが、成人になっても効果が出るのかどうか?という質問が非常に多いです。

結論としては、「有効率は非常に高いが、効果は小児に比べるとマイルドで、感情的な発達や意欲に」という形になります。

 

骨髄や臍帯血の中の血液中の細胞の変化

詳しくは別のコラムで記載しますが、骨髄や臍帯血の中の造血幹細胞(Hematopoietic stemcell)や 血管内皮前駆細胞(endothelial progenitor cell)は年齢と共に少しずつ変化していきます。造血幹細胞(Hematopoietic stemcell)や 血管内皮前駆細胞(endothelial progenitor cell)は全ての臓器の維持に必須の細胞です。極端な話をすると、年齢と共もにこれらの細胞の機能が落ちていき、臓器が保たれなくなり、人は死を迎えていきます。

しかしながら、ある年齢を境に突然それらの細胞の機能が落ちるわけではありませんので、その点はあまり悲観的に考える必要はないと思います。特に20代までは前頭前野の発達は続くため、言語より感情のコントロールや理論的考察、思考などの面では、改善が見られているケースが多いです。

成人と小児の脳の発達の違い

小児

神経回路がまだ作られている途中

  • 出生時、脳のサイズは成人の約25%

  • 6歳頃には約90%まで成長

  • 神経細胞(ニューロン)はほぼ生まれたときに揃うが、シナプス(神経接続)が急速に増える

シナプスの過剰形成 → 刈り込み

  • 幼児期はシナプスが成人より多い

  • 使う回路は強化され、使わない回路は消える
    → これを シナプス刈り込み(synaptic pruning) と呼びます:ここが言語形成で重要になります

髄鞘化(情報伝達の高速化)が進行中

  • 神経の「絶縁体」である**髄鞘(myelin)**がまだ完全ではない

  • 年齢とともに情報伝達が速くなる

成人

神経ネットワークが効率化

  • シナプスは必要な回路だけ残る

  • 情報処理が効率的

前頭前野が完成

  • 計画

  • 判断

  • 衝動抑制

  • 社会的行動

成人の発達障害、知的障害の治療におけるまとめ

成人の発達障害や知的障害の治療では、前頭前野に関する機能(衝動抑制、社会的行動(言語そのものより、言語の組み立てやコミュニケーションの意欲)、社会的活動、行動)などに関しての改善がより目立つようになってきます。

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME