コルネリア・デランゲ症候群 Cornelia de Lange syndrome
[2024.02.13]
コルネリア・デランゲ症候群 Cornelia de Lange syndromeに対する幹細胞治療
先日、1歳台のコルネリア・デランゲ症候群(Cornelia de Lange syndrome)に対する再生医療を行いました。
1歳の場合、もちろん静脈麻酔がより難易度が高くなります。
気道は狭く、低酸素化がしやすくなります。
その場合でも、モニターで、心拍数、体温、酸素飽和度、心電図、血圧などを確認しながら、異常がないことを確認しながら進めていきます。
血圧は、麻酔の濃度が高くなりすぎると低下してくるので、そのサインになります。
また、体温維持も実はかなり重要になります。体温は血液凝固の線溶系と密接に関連があり、体温以上は幹細胞治療の安全性に密接に関わってきます。
治療して翌日からすでに寝返りをよく打つようになったとご両親様は実感されたようです。
このようにひとえに幹細胞治療といっても、どこまで安全性に配慮して治療をしていくかということで、かなり効果も変わってきます。