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幹細胞上清液などとの違い

「それって幹細胞入っていますか?」

化粧品や安価に行われている幹細胞上清液を使った治療とは何が違うのか

このような質問を多くいただきます。

「幹細胞上清液」は、幹細胞を増殖させる際に作成される液体であって、「幹細胞」では決してありません。

化粧品などで使用しているものも、こちらの液体出会って、「幹細胞」ではありません。これを聞いてびっくりする人が多いのですが、むしろそれを理解しないまま注射を受けたり、化粧品を使ったりすることの方がびっくりしてしまいます。

話してみると大きな誤解をしながら、使用を続けている方も非常に多いようです。ご自身の「イメージ」だけで使い続けていたり、化粧品メーカーや幹細胞上清液を提供している人の「意図的」な説明を聞いて誤解したまま使い続けている方が非常に多いのです。(例えば「幹細胞注射」と言いながら、幹細胞は入っておらず、「上清液」だけを説明なしに注射してるクリニックもあります。)「イメージ」だけで治療を受けてしまうので、このようなことが起きてしまいます。「イメージ」、「思い込み」は、科学では決してありません。それは科学的事実に基づく治療を提供する医療機関として、提供してはならないものです。

当院ではあくまで「科学的であれ」をモットーとしています。「イメージ」、「思い込み」を利用して、商品を売ったり、治療を提供したりすることは、当院のポリシーからは反します。

そこで、まず何が違うのか、ということと、その問題点について触れたいと思います。

1、化粧品や幹細胞上清液は、「幹細胞」は入っていません。

これを話すとまずびっくりする人が多いのですが、むしろそう誤解させたまま、商品、治療を売りつけていることが非常に問題です。幹細胞治療の本質は、「細胞」である幹細胞が体内に入って、細胞が分裂する過程で傷ついた組織に定着してその組織に成長して(細胞自体が入っていない幹細胞上清液ではその効果は存在するはずはありません)、傷ついた組織を修復すること、および、細胞である「幹細胞」が体内で分泌しつづける物質による効果です。もちろん、それらの「幹細胞」による治療効果は、幹細胞自体が入ってないのですから化粧品や幹細胞上清液には、存在するわけはありません。化粧品や幹細胞上清液のなんらかの医学的な効果に関しては、ここでは言及しません。しかし、それはご説明した通り「真の幹細胞治療」とは全く別物であって、同じ範疇で語られる治療では決してありません。

2、幹細胞上清液を体内に入れることの懸念

なんらかの物質を体内に入れる、ということは、まず当たり前ですが非常に慎重にならねばならない、と当院では考えています。一般的な医療機関の基準としては、ご自身の組織、製造過程が国の承認を経て品質、製造過程が担保されているもの、もしくは医薬品として国の許可を得ているものに限定していると思いますし、当院もそれに準拠しています。それは治療をうけるあなたご自身にとって非常に重要であり、当院ではそれは顧客に対する責任として当たり前のことと考えています。治療効果より前に、品質の確保がより優先されるものと考えています。

幹細胞上清液は、これは「研究用試薬」といわれるもので、人への投与に通常必要となる承認、テストをクリアしていませんし、行ってすらいません。医薬品として何重もの試験を経て国家に承認されているコロナのワクチンですら、副作用に非常に不安だというアンケート結果が出ていますが、「研究用試薬」である幹細胞上清液に関していえば、もともと人に投与するために作られているものではないので、その医薬品としての承認に必要な品質のテストすらされていないのです。この「研究用試薬」に対して疑問、不安を抱かないのは、それがむしろ「科学」ではなく、「イメージ」だと思うのです。

そして、さらに危険なのは、幹細胞上清液を作成する際に「他人」由来の物質を使っているということなのです。

他人由来の物質を使用することの危険性は、まず薬害エイズ事件を思い出していただければ早いと思います。こちらは他人由来の血液を使ったために、その投与を受けた人にエイズを感染させてしまったものでした。その反省もあって、2003年に血液新法が作成され、管理の強化と責任の所在の明確化を行いました。現在はその新法のもと現在の医学では実行可能なあらゆる検査を行って、避けることができるエイズなどの感染症がうつってしまう2次被害を防いでいます。しかし、それでもその検査をくぐり抜けて感染してしまう(http://www.jrc.or.jp/mr/reaction/infection/virus/)例があることを日本赤十字社は発表しています。他人由来の製剤を使うことは、どうしてもその可能性を排除することができません。もちろん、手術などでの輸血では、そのリスクよりも他人の血液を使うことのメリットの方が多いので、使用をするわけですが、果たしてその感染リスクをとってまで、幹細胞上清液の治療を行う必要性があるでしょうか?

このことを一切に患者に伝えない医療機関があまりにも多いのです。これはものすごく危険なことです。日本では野放しですが、アメリカでは体内に投与することは禁止しています。これは患者さんを守るためには、当然だと考えます。

当院の治療では、「ご自分の」幹細胞を使うことにより、そのリスクは排除することができます。

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